ビジネスに貢献する知財の活用とは
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ビジネスに貢献する知財の活用
特許権、実用新案権、商標権、意匠ー知的財産権は自社の技術、ブランド、デザインをプロテクトするだけではなくビジネスへ貢献するため、活用していくことにも意義があります。
知財を活用してビジネスで成功された企業様が多く存在します。例えばジュエリーメーカー様で、経験を生かし、石のカット法で特許権を取得し、美しい輝きを最大限に表現するために石を留めるパーツに工夫を凝らしたセッティング構造により、つねに揺れ動く技術を開発し、国内外で特許、意匠、商標を取得。その技術やパーツを販売しライセンス契約で大成功をされております。現在では世界30か国以上で販売されております。もちろん模倣品もたくさんでてまいりますがからその対応にも積極的な姿勢で対策していらっしゃいます。自身の経験を活かし、知財でオンリーワンを創り上げて自社を大成長させることに成功した例です。
知的財産保護と活用図
知的財産権の活用をご説明します。下記の右側(グリーン)をご覧ください。
〇 信頼獲得・PR
自社だけのオリジナルであることをPR
権利化による強みへの参入障壁をPRして顧客獲得
顧客に侵害品を提供しない(販売店等の協力者を侵害者にしない)
〇 他社提携
他社技術の獲得 (自社実施可能技術を広げる)
他社の強みを獲得できる
自社に有利な契約を結ぶことができる
〇 資金調達
M&A、銀行、VC,、エンジェル、助成金
→強みに対して参入障壁があることや、他社の知的財産権侵害リスクが低いことをPR
自社の権利をもっとアピールし、取引先や顧客からの信頼を獲得できます。権利を活用したこれからの事業には資金調達できる可能性もあります。また市場を調査分析することで優利な業務提携ができないか模索してみることが重要です。