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お客様の声

IPP国際特許事務所のお客様は、ご紹介いただいた人脈が非常に多いということです。「IPPにお願いしてよかった!」というお客様の声をご覧ください。

「自社ブランド育成に
商標権を上手に活用している企業」対談

株式会社ブライセス  田邉 勝  様
IPP国際特許事務所 所長 松下 昌弘

http://brayses.jp
ビューティ&ヘルスを中心としたオリジナル商品を国内外で展開する企業
※「ROYD」は、ブライセス様の大ヒットブランド ヘアカラーシャンプー

国内・海外での商標権取得、並びに模倣対策のお手伝いをさせて頂いております。競争が激しい化粧品や美容用品の分野で次々にヒット商品を生み出されています。

ブランド戦略に商標権は必須

松下:
御社は国内はもちろん中国など海外におかれましても販売に力をいれていらっしゃいますね。

田邉様:
はい。今後、輸出は、さらに力を入れていこうと思っております。

松下:
オリジナル商品の売上が伸びていらっしゃいますが、御社の戦略をお答えいただける範囲で教えていただけますか。

田邉様:
年商10億円未満レベルの企業は、売れるところがあればどんどん売ってしまおうという企業が多いですが、弊社の戦略は「売りたいけれど、売らない」という方針です。商品にマッチングする販路を戦略的に仕掛けていき、ブランド育成に注力しています。“そうは問屋が卸さない”なんて言葉もありますが、売りすぎない方が売上につながっています。

松下:
売りすぎないことでブランドの価値を高めてるんですね。ブランド名はどのように決められているのですか?

田邉様:
ブランド名は商品の売れ上げに大きく影響するので、ブランド名の決定には特に力をいれています。
「短くておぼえやすい名称」というコンセプトでブランド名を決めています。

松下:
お客様が覚えやすく、商品をイメージしやすく、そして商標権も取得できる名称を目指すことは大変なことですが、御社は商標リスクを回避するために、事前にしっかりと商標調査をされていることは大切だと思います。
あと、お客様が覚えやすく、商品をイメージしやすい上に、造語ですとオリジナリティもあって、※識別力の問題もクリアできることが多いので、良いですよね。
中国における商標出願は既に登録されていることも多く大変です。一緒に試行錯誤しながら権利化を目指していっておりますが、やはり出願前の調査は必須です。さて今後の商標戦略について教えてください。
※識別力・・・商標登録要件のひとつ。自社の商品やサービスと、他社の商品やサービスとを区別する力のこと

出願前の商標調査の重要性と商標戦略

田邉様:
商標出願は慣れてくると、もっともっとと出願したくなってきますが、思いついたネーミングもまずは調査しないと、商標としてすでにとられていたり、現実的には、商品化しなかったり、販路が限定的なものになってしまったりしますので、まずは商標調査をして戦略的に出願することを目指したいです。

松下:
中国においては、日本で売上を伸ばしている商品名が、あとから商標登録されてしまうケースがよくあります。
最近、中国での商標審査が厳しいので、ブランド名を決める前の中国での商標調査が重要になってきていますね。

田邉様:
そうですね、ある企業が中国進出した時には、すでに国内での商品名は商標登録されており、仕方なく商品名を変えて中国で売り出しましたが売れなかったそうです。やはり、調査も出願も、将来の販売展開を考えながら、先に行っておくべきですね。

松下:
将来使う可能背がある商標を、事前に登録してストックするという考え方も必要になってきていますね。
さて、もうすぐテレビ通販で販売される基礎化粧品について教えてください。

田邉様:
ドイツにおいて医療の現場で使われていたビタミン配合の基礎化粧品です。医療先進国だけあって、とても優秀な商品です。
今までは、アメリカからの輸入が多く、遊び心あるような商品を販売しておりましたが、今回は商品力があるのでじっくり育てていこうと思っております。

松下:
商品力が高いので、田邉さんが得意なブランディングをすることで、かなりヒットしそうですね。どのようなブランド名にするかについても、お手伝いさせて頂ければと思います。
さて、長くおつきあいさせていただいておりますが、田邉さんが思う弊所のメリットを教えていただけますか。

田邉様:
商標の重要性とビジネスへの活用の仕方をじっくり教えていただた点です。
とくに海外戦略については専門家としてのサポートに助けられました。
また商標出願の助成金申請ができることも教えて下さり、手間取る申請もサポートいただきまして、これは大変助かりました。

知的財産権は企業の財産

田邉様:
最近、商標のことがとても気になります。商標権を含め知的財産権は自社の大きな財産であるとますます思うようになりました。 商標は、登録して初めて企業の財産になります。
また、登録できない商標のブランド価値が高まると、損失が大きいです。

松下:
商品の価値が高まるほど、ブランド認知が高まれば高まるほど、知財の価値も高まります。
御社はじっくりブランドを育成されているからこそのご感想だと思います。
さきほど、中国販売に商品名を変えたら売れなくなったというお話のとおり、商標権とは、「信頼できる商品ですから安心してご購入下さい」と消費者に訴求しています。

田邉様:
ぜひ商標権を戦略的に取得し、活用することの大切さをもっと多くの企業に知ってほしいですね。

松下:
仰る通りですね。弊所もお客様のニーズに応えられるよう尽力していきたいと思います。
本日はお時間をいただき、ありがとうございました!

 

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